分子整合栄養療法
病因となる栄養の過不足を判断し、体内環境を本来あるべき正常な状態に整えます
こんな症状ありませんか?
- 何となく体調がすぐれず、生理前になると頭痛やイライラがとれない
- 清潔にしているつもりなのに、カンジダによくかかる
- 待ち望んでいた赤ちゃんなのに、夜泣きがひどく、慢性的な睡眠不足でどうにかなりそう
一般の医療機関にかかっても、病因が見つからずに対処療法をされて終わったり、「頑張りなさい」と声をかけられて終わった経験は多くの方にあるでしょう。
分子整合栄養療法とこれまでの婦人科的診察を通して、女性のいわゆる不定愁訴が栄養の改善によって治療可能であると考えます。 厚生労働省が食事からのコレステロール目標量を撤廃したことでも分かるように、健康の基準や推奨される生活習慣は時とともに変化します。
分子整合栄養療法について
分子整合栄養医学は、バランスの取れた栄養素を取ることで、わたしたちの身体を構成する約60兆個の細胞のはたらきを向上させて自然治癒力を高め、 様々な病気を治すだけでなく本来の健康な状態に戻すことを目指す医学です。
現代の医学では、病気の根本的な原因がよくわからないまま、対処療法をとることが普通です。 分子整合栄養医学は、病因となる不足した栄養素を突き止め、足りない栄養素(ビタミンやミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸など)をサプリとして補完するという新しい治療概念です。
分子整合栄養療法では、新しい検査基準値に基づいた血液検査を行い、不足する栄養素の種類や、症状を改善するために必要なサプリメントの量を判断します。
健康なカラダ作り、妊娠しやすいカラダには今までと違った栄養アプローチが必要と考え、私たちは分子整合栄養療法の取り組みを始めました。
患者様の診療例
30代後半看護師
症例
- 最近生理痛がややひどくなり、少し生理の量が増えた気がする。生理前になると頭痛がひどく、鎮痛剤を時々服用する
- 業務が忙しいためかイライラすることが多い。食事には気をつけているつもりで、野菜をたっぷりとって、昼はマクロビにしている
- 自宅では、ちょっと氷を食べると落ち着く。健診では血液検査問題はなく、貧血もないとされた
- 以前産婦人科を受診すると、月経前症候群の診断をうけたが、ホルモン療法ではあまり改善せず、頭痛に関しては脳神経外科の受診を勧められていた
診療
- この方のヘモグロビン、ヘマトクリットという、一般の貧血の指標は異常なく、フェリチンは8.6ng/ml(月経がある人のフェリチンの目標値は50ng/ml、理想値は100ng/ml)であった
- 以前にも鉄剤の内服の指導を受けたことがあり、勤務先の医師よりフェロミアの内服を処方されたが、胸焼けがして5日間で服用を止めてしまっていた
- 改めて当院で服用しやすく、吸収されやすいヘム鉄の処方と食事指導を行ったところ、10日間の服用で体が軽くなったと感じ、1ヶ月後には頭痛がなくなった
- 3ヶ月が経過する頃にはイライラすることも減り、爪や肌のツヤが良くなったと実感している
20代後半デパート勤務
症例
- 3年前急に花粉症を発症し、春先は抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の服用とマスク装着が必要になった
- 時々手足がかゆくなることがあり、じんま疹が何日も続くことがある
- 毎年インフルエンザのワクチンは受けているが、今年もインフルエンザにかかってしまった。UVケアには気をつけている
診療
- この方のビタミンDを検査すると、10μg/ml(理想値は30μg/ml以上)であった
- お肌のことを考えると、日光浴は難しいので、ビタミンD3+5000のサプリを服用し、2週間でアレルギー剤を必要としなくなった
- 驚いたことに今年の花粉症の季節は、ほとんど症状がでなかった
治療の流れ
- 検査8時間前から絶食を行います
- 50項目以上の栄養採血、尿検査を行い、結果を分析し、解析レポートをまとめます
- 栄養不足が、子宮筋腫や内膜症による婦人科疾患、ピロリ菌の感染、歯科的疾患による場合はそれらの治療を優先させます
- 足りない栄養素については、食事の改善と信頼できるサプリをご提案します
- 数ヶ月後に再度血液検査を行い、栄養の改善状態を判断します
費用
血液検査及び解析レポート | ||
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当院にご通院中の方 | ¥17,980 | |
ご通院されていない方 | ¥20,900 | |
サプリメント | ||
種類によって異なります |
価格は消費税込みです。