古賀文敏ウイメンズクリニックKOGA FUMITOSHI WOMEN’S CLINIC

顕微授精

顕微授精とは

D1-e


男性の精子が極めて少なかったり、精子の受精能に障害がある場合に行われます。体外受精と同様に卵を体外に取り出し、高性能の顕微鏡を見ながら卵の細胞質内に細いガラス管を使って精子を一匹ずつ注入して受精させる方法です。これをICSI(卵細胞質内精子注入法)といいます。受精後は体外受精による受精卵と同じ経過で発育します。

顕微授精が適応となる方は、およそ以下のようになります。
・運動精子濃度が2×106/ml(1mlあたり200万匹)以下
・体外受精での反復する受精障害
・精子数に限りがある凍結精子
・奇形精子が95%以上
・精子と卵の受精障害をきたす精子異常
・治療不可能な男性精路閉塞、この場合は精巣精子回収法(TESE)が行われます