古賀文敏ウイメンズクリニックKOGA FUMITOSHI WOMEN’S CLINIC

絨毛検査

絨毛検査

D3-d

初期胎児ドックあるいは血清マーカー組み合せ検査で染色体異常が疑われる妊婦さんに行う診断検査です。妊娠12週から14週に、お腹から針を刺して胎盤から絨毛という組織を採取します。絨毛は胎児由来なので、採取した組織から染色体異常または様々な遺伝的先天異常の診断検査ができます。

検査は局所麻酔下で行います。超音波でリアルタイムに針の位置を確認しながら、ダブルニードル法で胎盤から絨毛を採取します。所要時間は約10分です。検査後は1時間程度休んでいただき、超音波で異常のないことを確認して終了となります。

QF-PCR法による迅速検査で13 trisomy、18 trisomy、21 trisomy(ダウン症)については3日後に染色体異常の有無について診断結果をお知らせします。G-band法による最終核型の結果説明は2~3週間後に行います。

絨毛検査は羊水検査に比べ早い時期に診断が可能であり、欧米では診断検査として頻用されています。流産や出血(胎盤への物理的損傷)のリスクは、経腹的絨毛検査(ダブルニードル法)では羊水検査とほぼ同等といわれてます。