古賀文敏ウイメンズクリニックKOGA FUMITOSHI WOMEN’S CLINIC

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治療内容

治療内容:

夫婦の思い出の地から家族の思い出の地へ

 2017年を迎える前に先生に御礼をと思っておりましたが、すっかり遅くなってしまいました。

 今家族3人では初めての海外で年末年始を過ごしています。ここは夫婦二人で10年以上生活した思い出深い土地ですが、不妊治療を始めてから友人にも会いづらく足が遠のいていました。
福岡でいくつかクリニックを回った後、古賀先生のクリニックに通うようになったのは不妊治療を始めて1年後の妻が42歳まで後3か月という精神的にもきつい時期でした。男性不妊が原因で顕微授精をし4回目の採卵もうまくいかずに転院してきました。最初は治療の先に妊娠ができるという希望が持てずに年齢的にもあと1年が勝負でしたが、ベストを尽くしますという先生の言葉を信じて治療を続けることができました。

 転院して1回目、2回目の移植は着床せず撃沈、3回目の採卵は数が少なく受精卵が2つだけ残りましたが、グレードも1回目ほどよくありせんでした。移植の前に転勤になり、治療を続けるために福岡に残るかどうか迷っていましたが、結局私だけ関東に単身赴任して妻は一人福岡に残りました。そんな中の移植だったので妊娠を期待するどころかむしろこの先の治療を続けるべきかどうかで悩んでいました。
9月半ばに妊娠判定の受診に行った際も妊娠している気配もないので事前検査もせず、その後の治療について先生とどう話すかばかりを考えてクリニックに向かいました。診察室で先生から「おめでとうございます。妊娠しています。」と聞いた時には二人で何かの間違いが起こったのかと思ったぐらいびっくりしました。それほど妊娠しているとは露にも思わず、気配すらなくこんなことがあるのだろうかと信じられませんでした。治療をしている時には本当に前が見えない暗闇の中を手探りで進んでいて、どこに出口があるのか光すら見えない状況の中でぐるぐるしていたのが、突然日のあたる出口に出た気分でした。
 それから妊娠停止や流産にびくびくしながらも何とか無事5月に娘を出産することができました。無事出産が終わるまでは赤ちゃんがちゃんと産まれるのか心配で半信半疑でしたが、産まれたばかりの赤ちゃんを抱くとその温かみに自然と涙が出ました。

 不妊治療をしている方がすべて子供を授かる訳ではありませんが、(僕は毎回妻と一緒に通っていたので)先生のクリニックではホスピタリティや空間作りから治療に負い目を感じることなく、患者が心地よくまた必要なだけ説明を受けられるように工夫していただいていることに本当に助けられました。他のクリニックでは機械的に扱われることも多く、ただでさえ辛い不妊治療で身体だけでなく心も折れてしまいそうになることが何度もありました。治療方針や体質など向き不向きはそれぞれあるとは思いますが、これほど患者の心に沿ったクリニックづくりをしているところは他では考えられません。今は引越して関東におりますが、また治療をするなら福岡へ通院することも考えています。

 今この地でははちょうど年越しの花火が上がっています。娘・○○は7ヶ月を過ぎて離乳食も食べるようになり、すくすくと元気に育っています。この幸せがあるのは本当に先生のおかげです。ありがとうございました。2016年は私たち家族にとって大切な年になりました。最後に治療をされているすべての方がそれぞれの幸せを見つけられることを願っております。