古賀文敏ウイメンズクリニックKOGA FUMITOSHI WOMEN’S CLINIC

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院長コラム

院長 古賀文敏 が不定期に書いているコラムです

2021.04.19

栄養と生殖の本、第二弾もうすぐ発売です

いつもながら本の題名を覚えきれないのですが、『「妊活スープ」で妊娠体質に変わる』はAmazonで予約受付中です。1昨年からボーンブロスが妊娠にも効果があると注目し、その機序について沢山調べてきました。骨をグツグツ煮たてたスープが、栄養たっぷりのプロテインドリンクを凌駕するのはなぜなのか、その回答がようやくきちんと説明できるようになったのです。
 栄養療法に目覚め、数々のサプリを試し、足りないものを加えようと思ってきましたが、老化防止の為には、ある程度栄養欠乏!にすることで細胞を浄化する仕組みがあることに気づきました。そしてこれは妊娠にも繋がることがわかったのです。もちろん妊娠は、赤ちゃんへの栄養補充も含むので、十分な栄養が必要です。やせ型よりぽっちゃり、栄養欠乏より栄養過多の方がずっと妊娠しやすいことは長年の経験でわかっています。でも妊娠してつわりがひどいと何も食べることができないと不安ですよね。最新の研究で、つわりが重症化している方の方が、妊娠経過は良いことが統計学的に証明されました。なぜ食事を取れないのに、妊娠の経過がなぜ良くなるのでしょうか?その機序は、今なお不明とされていますが、最新のmTORといってタンパク合成や血管新生、免疫など細胞修理に働くオートファジーが関与しているようなのです。
どんな時に栄養欠乏にしたら良いのか、どんな栄養を欠乏させたら良いのか、そのあたりが明確になったのです。ファスティングの時に、栄養補充の意味でプロテインやBCAAを取ったり、ビタミンCを補ったりすることも逆効果になります。新刊ではそのあたりをじっくり書きました。良かったら、Amazonで予約注文して下さい。そして少し読んで頂いた頃に、ZOOMで栄養セミナーを開きたいなあと思っています。その案内をLINE公式アカウントなどで計画中です。
3年通った事業構想大学院大学もようやく卒業でき、MPD(事業構想修士)を頂きました。新刊は、前作と違って共著ではなかったので、170ページ、まさに生みの苦しみを味わいました。ようやく昨年骨折してからの喪が明けたような気持ちです。これから新しいことにチャレンジします。HPも最新のSNSにマッチしたやり方を考えています。また当院を妊娠して卒業された方への産後ケア事業も開始する予定です。待っていて下さい。